認定ヨーガ療法士会 岡山・香川

岡山県・香川県で活動するヨーガ療法士の会です。 ヨーガ療法士の紹介、教室・イベントのご案内、活動内容を紹介しています。

カテゴリ: ヨーガ

岡山でのラージャヨーガ講義は
糖尿病疾患への
アプローチの方法を教えて頂きました。
糖尿病には、ご存じのようにⅠ型とⅡ型があります
今回はストレスが原因で糖尿病を発症した方への指導でした
ヨーガ療法は、構造論と知能論で成り立っています

糖尿病は、インスリンが不足する事で起きます
①運動させる→インスリンを活性化させる
②血液中の糖分を抑える→心のスピードを落として今を見る

このことにより、心拍数があがるアイソトニックの方法と
≪例≫
・右足を息を吸いながら直角まで上げます
・アーの声を出しながら下ろします
・左足も同じように
・無音で2回

少しの力加減で自分自身の変化を見るアイソメトリックの方法
≪例≫
・足首重ねて息を吸いながら押す
・アーの声を出しながら戻す
・足首上下を変えて同じように
・無音で2回
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実習の前後に必ず、かかとを床から20センチくらいあげてみます
これは、自分自身の身体がどう変化しているかを見るためです
アイソトニックでは循環器を強化し
アイソメトリックでは筋肉を鍛えながらしなやかにしている
休んでいる時にどこの身体の部分の力が抜けているのかに気づけるよう
指導しなければなりません

アーと言う声を発声するのも理由があります
声を出すという事は、『息を吐いている』と耳で分かるのです
自分の身体に意識をまさに向けている事なのです
ここがヨーガ療法がポーズ主体ではないという現れです

講義を掻い摘んで書き込んでみましたが
年齢、ヨーガの経験の有無、疾患等、
みんながみんな同じ方法をするわけではありません
必ず療法士が、皆さんの話をお聞きしてからの指導になります
ヨーガ療法を体験されたい方は、是非ご相談ください

私達療法士もまたお教室に通って下さる生徒さんへ
フィードバックできるように勉強していきたいと思います

今回参加くださった皆様、ありがとうございました


特別研修会開催から一週間
学生の頃とは違ってなかなか
机の前に座るという事ができなくなりました。
復習する学生はえらいなぁと思うこの頃です
岡山会場は40人近い方々の参加をいただきました。

もともとヨーガと言うのはヒマラヤなど標高の高い所で
実施されていたものです。
心臓と肺を強化する実技を教えて頂きました
脚と手を動かすだけで、心肺機能が高まるのを
実感しました。
と同時に筋肉強化にもなり、
いかにヨーガが心身相関の技法であるかを実感しました
ただ
更年期の方、産前産後の方には
身体の回復や機能を十分にカウンセリングして
無理のない技法を指導させて頂きます
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クライエントの姿勢分析(筋肉の有無)をまず
カウンセリングしてからの実施となります
お教室で、20代~70代の方に同じアーサナを実施すると
怪我の元にもなります。
それをよく考えて実施させていただいています。

私達は、研修会で最新技術を教えて頂いても
それを実施できるかどうか、
判断してからの指導になります

血圧の基準は120/80mmHgぐらいですよね
『基準』を知るという事はカウンセリングをする上で
重要な意味を持つことを教えて頂きました。

心の理想形が分からないと、壊れた形が分からない
心の何ができる人が良くて、どういう心の機能を持っている人が
理想形なのか、私達ヨーガ療法士は心の判定ができるよう
これからも勉強していきたいと思います。



10月に入りました。

台風・大雨・強風・猛暑・・・・・
最近では『四季』と言う言葉がなかなか表現できませんね

さて、2016年度の後期の勉強会が行われます。
すでに、ヨーガニケタンのHPでご存知の方が多いと思います

また、私共のHPのスケジュールでもお知らせしたように
今回は、研修会の翌日にラージャヨーガの勉強会もあります

お仕事をされている方にはご都合もあるかと思いますが
岡山会場での多くのご参加をお待ちしております

参加費を振り込んで(クレジットの方を除く)から
申込みのFAXかメールをお願いします。

そして、特別研修会の会場は、岡山県立図書館です
こちらの駐車場をご利用をお考えの方は、有料になります。
宜しくお願いいたします。
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ダルクでの実技内容は、
急かさず、時間をかけて行っています。
ヨーガ療法士の師匠である木村慧心先生のアドバイスを受け
ヨーガでの心の勉強の基礎となる
『人間五臓説』『人間馬車説』を取り入れています。

ご本人のトラウマへの『気づき』『執着』が何なのか
私達には、推し量ることはできません。
でも、アーサナ、呼吸法、瞑想により
一歩一歩、社会復帰の糧にしていただきたいと
思っています。

私達の指導者は『聞き過ぎない』事を大事にしています。
トラウマを持たれていますので、とても過敏になられています。

一年が経ち、利用者さんとの間には、少しずつ信頼関係も
できているように感じられます。
それは・・・・
自ら話かけてくれる方ができた
仲間に話していないことも話してくれる方もおられる
気持ちを語ってくれる方が出てきた

という理由です。


ヨーガを指導している者は
心身に大きな傷を持っている方々に何が提供できるのか不安だったが、
今は、共に時間を過ごす中で何かお互いに
感じあえるものが有れば
良いと思っている。
と率直に教えてくれました。
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ヨーガ指導が終わった後、利用者さんが感想をくださいました。
・ゆったり出来る時間を過ごせるのがいい
・体が温まり、気持ちがいい
モヤモヤしていても、ヨガの後はすっきりします
・ヨガは、深いですね
・先生方に出会えたことに、感謝します

そして、ヨーガ療法が少しずつ利用者さんの生活の中に
溶け込んでいる声をさらにいただきました。
・今まで夜眠れない時、どうする事も出来ませんでした。
数か月前から教えてもらった呼吸法や瞑想をすると
眠る事ができました。それからは毎晩寝る前に呼吸法と瞑想をしています。
・自分の身体に関心を持つようになってきました。
体に負担がかかった時には自分の身体をよく頑張ったと労わる気持ちが出てきました。
体を意識し、これからも健康でいたいです。
(この方は、薬でしかリラックスを感じないと言われていた方です)

私達も諸先輩方のアドバイスをいただきながら、
ヨーガ療法の役割と関わりを勉強してゆきたいと思ってます。
ヨーガで気づきを得る人も得られない人もいるでしょう。
一喜一憂することなく、応諾する心を持っていようと思います。
今回ダルクでの活動を記載したところ、
多くの方々の目にとめて頂きました。
心より感謝申し上げます。
私達の活動はこれだけではありません。
ヨーガ療法が様々な方に喜んでいただけるよう
これからも勉強に励み、努力してゆきたいと思います。
ありがとうございました。


ダルクでのヨーガ療法は、
畳の部屋、フローリングなど、
どこでもできる環境でさせて頂いています。
時間は1時間程度。

最初に始めた実技内容        
①血圧測定
②呼吸を感じる
③アイソメトリック・ブリージング・エクササイズ(スロー)
④アイソメトリック・アーサナ(ブリージング及びスロー)
⑤呼吸法
⑥血圧測定
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後程、記載しますが、これだけではありません。
期間を経過するとともに、他にも指導法が加わっております。

私達が指導させて頂くうえで気を付けていることは
実習者の方には、
①無理に参加しないでくださいね
②他人と比べないでくださいね
と言う事です。

それは、今日のご自分の身体と気持ちがヨーガに参加したいか?
『今』と言うこの瞬間に気づけているかを推し量っているのです
強制的に参加しても、身体も心も向き合うことはできません。
血圧を計らせていただくのは、
目に見える変化に気づいていただきたいのです。
また、他人と比べない事は、ヨーガで『二極の対立に気づく』ことが挙げられます。
二極の対立とは、物事の良い悪いや、できるできないに拘ることです。
偏った物の見方・考え方から脱却できればいいと思います。

呼吸は自然呼吸と意識呼吸。
普段は吸ったり吐いたり、何も考えずにしています。
ヨーガを行う時には、吸う、吐くを意識的にコントロールしてみます。
こういうことが自分自身ができるのだと気づきます。

もちろん、
ヨーガ療法を始めたからと言って、すぐに気づけるとは限りません。
時間をかけて少しずつ、身体も心も変化があればいいかなと思っています。
傷ついた心とトラウマは、私達がどう思っていても本人にしか
乗り越えることはできないと思っています
ダルクと言う施設にご本人の意思で入所された事は
ご本人が社会復帰をしたいという第一歩の表れだと思います。
ヨーガを通して、私達も心の回復に寄り添いたいと思います。

利用者さんの声をいただきました
次回のブログでお知らせしたいと思います。

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